細見 勇人– Author –
細見 勇人
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インテリア
「誰にわかってもらえなくてもいいねん」——それが最高の仕事だった|暮らしの自己満足⑤
——暮らしの自己満足 第5話 アウトドアショップに、京都から来られたお客様がいた。 キャンプ用品を見ながら、いろいろと話をした。こだわりが強い方だった。道具の選び方、素材へのこだわり、使い方のこだわり。話していて、わかった。 この方は、妥協し... -
インテリア
友人が大阪の展示場でひと目惚れした家具が、丹波篠山にあった——暮らしの自己満足④
——暮らしの自己満足 第4話 家具を選ぶ時、何を基準にしているか。 デザイン。価格。サイズ。 カタログやネットで調べて、スペックを比べて、決める。 でも、一つだけ絶対にカタログでわからないことがある。 座り心地だ。 家具は、座ってみないとわからな... -
インテリア
白いクロスも、オシャレなクロスも、同じ価格だと知っていましたか?|暮らしの自己満足③
——暮らしの自己満足 第3話 SATORYに、カフェを作った。 アウトドアショップにカフェ。 「なんで?」とよく聞かれる。 答えは一つだ。 体験してもらわないと、伝わらないから。 インテリアは言葉では届かない。 カタログを見せても、サンプルを渡しても、... -
コーヒー
プロの言うことが全員違う——それがコーヒーの正体だった
——趣味コーヒーのすすめ 第3話 豆が8割。 それがわかってから、淹れ方を学ぼうとした。 ブログを読んだ。YouTubeを見た。本を買った。 本屋に行くたびにコーヒーの棚を探して、片っ端から集めた。 読めば読むほど、わからなくなった。 全員、おそらくその... -
ぼたんスープカレー開発記
ChatGPTにスープカレー巡りの弾丸ツアーを組ませた話
——ぼたんスープカレー開発記 第3話 5月の連休明け、車のナビに愛知県の住所を入れた。 助手席にはスマホ。ChatGPTの画面が開いている。 丹波篠山から1泊2日で関東まで。 道すがらスープカレーの名店を回る弾丸ツアー。 行程を組んだのはAIだ。 でもAIは、... -
インテリア
「でも派手やから使えないよね」——その一言を、流さない|暮らしの自己満足②
——暮らしの自己満足 第2話 「好きな部屋のイメージはありますか?」 お客様にそう聞くと、ほとんどの方が詰まる。 「うーん……明るい感じ、かな?」 「なんか、オシャレな感じで」 「白っぽい、シンプルな感じ?」 悪い答えじゃない。 でも、その言葉だけ... -
コーヒー
コーヒーは豆が8割
——趣味コーヒーのすすめ 第2話 スーパーの豆で淹れたコーヒーが、美味しくなかった。 なぜだ? 答えは、三宮のテンプルコーヒーさんのマスターが教えてくれた。 焙煎士の資格を持つ方だ。 「コーヒーは豆が8割」。 この一言で、霧が晴れた。 安い豆ほど、... -
ぼたんスープカレー開発記
AIに「コクの出し方」を聞いたら、レシピが根っこから変わった
——ぼたんスープカレー開発記 第2話 顆粒のスープの素を鍋に入れながら、思っていた。 お店で食べたスープカレーには、甘みがあった。 僕の鍋には、それがない。 前回、お客様の「うすい」をきっかけにChatGPTへ問いかけた話を書いた。 今回は、その先。 A... -
インテリア
インテリアは「正解」を買う場所じゃない——暮らしの自己満足①
——暮らしの自己満足 第1話 この仕事を始めた頃、インテリアのセオリーを学んだ。 色の組み合わせ。デザインの正しさ。空間における比率の法則。 「こうすれば美しくなる」という、インテリアの教科書に書いてあることを、頭に叩き込んだ。 それをもとに、... -
コーヒー
コーヒーが好きでも嫌いでもなかった店主が、沼にハマった日
——趣味コーヒーのすすめ 第1話 アウトドアショップの棚に、ケトルやドリッパーを並べた日のことを覚えている。 コーヒー器具。キャンプと相性がいいだろうと仕入れた、それだけの理由だった。 その日の思い出は、まるで昨日のことのように鮮明だ。アウト...