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友人が大阪の展示場でひと目惚れした家具が、丹波篠山にあった——暮らしの自己満足④


——暮らしの自己満足 第4話


家具を選ぶ時、何を基準にしているか。

デザイン。価格。サイズ。 カタログやネットで調べて、スペックを比べて、決める。

でも、一つだけ絶対にカタログでわからないことがある。

座り心地だ。


目次

家具は、座ってみないとわからない

背もたれの角度。座面の硬さ。肘掛けの高さ。 写真ではわからない。数字でもわからない。

座った瞬間に、体が知っている。 「あ、これだ」か「なんか違う」か。

それだけのことが、家具選びの9割を決めると思っている。

だからSATORYのカフェは、関家具の商品をそのまま客席にしている。 展示品が客席。客席が展示品。

コーヒーを飲みながら、スープカレーを食べながら、30分でも1時間でも座っていてほしい。 その時間が、一番正直な「試着」になる。


関家具という、知る人ぞ知るブランド

関家具という名前を、関西ではあまり聞かない。 九州ではテレビCMを流しているらしく、知名度が高い。

でも、関西でも知っている人は知っている。 crush crush projectという別ブランド名の方が、ピンとくる方も多いかもしれない。

価格帯はどのくらいか。 某「お値段以上」よりは高い。でも、大きくは離れていない。 その価格帯で、このデザインが出てくるのか、というブランドだ。

今市場に出ている大手メーカーの家具の中で、デザインは圧倒的だと思っている。 これは個人的な意見じゃない。数字がある。


知らずに選んできた家具が、うちのブランドだった

関家具の代理店になって数ヶ月が経った頃の話だ。

友人から連絡が来た。 「大阪の展示場回って、気に入った家具見つけた。どこで買えるか知ってる?」

写真が送られてきた。

crush crush projectだった。

「うちで買えるよ」と返した。

その友人だけじゃない。同じパターンがもう一軒あった。 この田舎で、二軒続けて。

自分でSATORYで取り扱っていると知らずに、大阪まで行って選んできた家具が、うちのブランドだった。

それだけ、感度の高い人の目に留まるブランドだということだ。


体験してから、選んでほしい

SATORYのカフェで使っている椅子とテーブルは、ほぼすべて関家具の商品だ。

このクオリティで、この価格。 それが体でわかれば、カタログの中の他の商品のイメージもできる。

「ソファも気になるけど、座り心地がわからなくて」。 「ダイニングチェア、何度買っても合わなくて」。

そういう方に、まずカフェに来てほしいと思っている。 コーヒーを飲みながら、ゆっくり座っていてほしい。

気に入った椅子があれば、その場で聞いてほしい。 気に入らなくても、それはそれで収穫だ。

自分の「これがいい」は、座ってみた時にしかわからない。


まず、一つだけ。 今使っている椅子に、もう一度座ってみてほしい。 「この椅子、本当に好きか?」と、正直に感じてみる。

なんとなく使っているだけなら、それは「好き」じゃないかもしれない。 「好きな椅子」に毎日座る生活は、思っているより豊かだ。


次回予告 第5話「『誰にわかってもらえなくてもいいねん』——それが最高の仕事だった」 ——京都から来たお客様と、100枚のサンプルと、5種類の青の話。


このブログでは、50年続くインテリア専門会社の代表が「好きを引き出すインテリア」の全てを公開していきます。 「暮らしの自己満足」が気になる方は、ぜひ続きも読んでみてください。



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この記事を書いた人

SATORY / SATORY's CAFE オーナー。株式会社サロンテリア大林 代表取締役。1980年丹波篠山市生まれ。19歳から人力車で身につけた「聞く力」を軸に、創業50年のインテリア事業、アウトドアショップ、AIを活用したスープカレー開発、15年間で10,000人以上へのキャリア教育を展開。コーヒーは100軒以上の店を巡った「趣味コーヒー」派。

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